最近1年以内に引越しをした関東・関西・東海地方に住む約600人に、引越しの挨拶についてのアンケートを行ったところ、1軒でも挨拶に行った人は、マンションやアパートなどの集合住宅に引っ越した人で66%、一戸建てでは85.6%だった。傾向としては、集合住宅よりも一戸建てのほうが高く、地域や年齢による差もあまりない。でも、20代前半の若い層だけは別で、「どこにも行っていない」が68.0%も! ご近所づきあいへの関心の低さがうかがえる。
では、挨拶に行く範囲はというと、まず基本は両隣で、集合住宅では38.5%、一戸建てでは55.7%の人が両隣に行ったと答えている。また、両隣に加えて、集合住宅では音を気にする上下階(どちらか一方でも行った人は39.8%)、一戸建てではお向かいさん(40.7%)に行くのが一般的なようだ。でも、中には「社宅だからマンション内全部」という人や、「町内会全部」と答えた人も。特に東海地方の人は、22.1%が町内会全部と答えており、地域ごとの挨拶ルールがありそうだから気を付けたい。※引越しの挨拶「行った」が約70%。でも、20代前半は「行ってない」が約70%。たとえ、一人暮らしでも、挨拶にはぜひ行くようにしたい
次に気になるのは、挨拶に行くタイミングだが、「引越し前」(18.7%)、「引越し当日」(37.4%)、「引越し後」(73.7%)という結果に。引越し後が多いのは、「落ち着いてから」、「当日は慌ただしいから」という理由で。引越し前に行った人は、「引越し当日はうるさくするから」、「当日は迷惑をかけるから」というのが理由のようだ。また、複数回行く人も見られ、「引越し前に一回、引越し後にもう一度行く」、とより丁寧な挨拶となるだろう。特にリフォームをする場合、騒音トラブルを防ぐためにも、事前に挨拶しておくことをオススメする。
※「引越し当日+引越し後」という人もけっこう多いらしい。引越し前、もしくは当日に一度挨拶をしておき、引越しが落ち着いてから、改めて行くと好印象かも
もう一つ気になる手土産は「持っていった」が90%以上! 品物は第1位:お菓子(37.5%)、第2位:タオル(25.7%)、第3位:洗濯洗剤(22.2%)。金額は1位:500~1000円(52.6%)、2位:500円未満(32.0%)、3位:1000~3000円(15.1%)と、高価である必要はなさそう。
年代別では、20代前半の過半数がお菓子と回答。また、地域別では関東地方もお菓子が過半数を占めた。ちなみに、お菓子は少し値が張るらしく、関東地方だけは1000~3000円が21.7%と、少し高めの結果に…。
※お菓子、もしくは生活実用品というのが一般的のようだ。この他にはティッシュや紅茶・コーヒーセット、調味料という意見も。「引越し蕎麦」はもう古い?!