リビングのヴィンテージ感漂う既存のアクセントクロスを残し、それにマッチするインテリア空間を目指したSさんご夫婦。同時に子どもの個室の確保や収納不足の解消も希望。設備類は標準的なグレードにしてコストを抑え、重視した内装に注力するメリハリの効いた予算配分が功を奏し、誰もがその変化に驚く、ナチュラルでカフェのようなお住まいへと一新した。住みながらのリフォームだったことで、工事を興味津々に眺めていたお子様たちにとってもいっそう愛着深い我が家になったご様子だ。工程に合わせて行った断捨離も成功したことで、収納を増やすことなくすっきり整った暮らし方へ。リフォームによってライフスタイルのリセットも実現した。
建物タイプ | マンション |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
築年数 | 37年 |
間取り | [ Before ] 3LD・K → [ After ] 3LD・K |
目的 | 家の老朽化、子どもの成長、デザイン重視 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面所、廊下、収納、和室、洋室、玄関、その他 |
新しくした設備 | キッチン/トクラス、浴室/トクラス、洗面化粧台/トクラス、トイレ/TOTO、建具/パナソニック |
費用 | 803万円 |
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費用概算 |
仮設・解体工事: 470,000円 木工事: 330,000円 建具工事: 1,110,000円 内装工事: 2,500,000円 住宅設備工事: 3,320,000円 その他工事・諸経費: 300,000円 |
工期 | 36日 |
リフォーム面積 | 76.49平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
「住みながらでもやりますよ」と返事をくれて、実際に在宅工事を数多くこなしているこの会社に決めました。工事中は荷物の移動など大変な部分もありましたが、子どもたちは毎日変わったところを見つけるのが楽しかったみたいです。工事後の一番風呂をじゃんけんで勝ち取った長男は、今ではお風呂掃除をしてくれるんですよ。
お子様の部屋を確保し、和室を洋室に変更して夫婦の部屋に。水回りを一新し、建具も交換するフルリフォームをご希望でした。また、リビングのアクセントクロスは既存のまま活かし、そのデザインに合う内装にしたいとのことでした。
和室を洋室にするには、床の段差を埋めてフローリングを張る必要がありコストが嵩むこと、昔と比べ和室のデザインの幅も広がっていることから、和室を残しお洒落な和モダン空間にすることをご提案しました。またこの機会にご家族が整理・処分をして大幅にモノを減らすことができたため、収納の増設はやめて、既存の収納内に仕切りを設けるなど最小限の工事にプランを変更しました。建具や壁紙、フロアタイルなどは、ご夫婦が積極的にショールームを回られて厳選。私も今後の参考にさせていただきたいセンスの良い仕上がりとなりました。
リフォーム東京/藤井 保勝
夫人の実家だったお住まいは、老朽化が進み「全体的にボロボロでした」。そこでご夫婦はフルリフォームを決断。既存の間取りを活かしベーシックな設備を採用する一方、インテリアのポイントになるドアなどの建具には妥協のないグレードを選び、予算配分に緩急をつけることで、イメージ以上!と大満足なお住まいが誕生しました。
リビングと和室が一つにつながった、よくある間取り
和風な引き戸をリビングの雰囲気と違和感のないドアに変更
これまで3つの部屋のうち、奥の洋室を夫人が、真ん中の部屋をSさんが使っていました。この2室をいずれは子ども部屋にする予定で、シンプルで明るい内装に。将来ご夫婦の部屋になる和室は、リビングとの境に壁を立て和モダンなスタイルの個室に変更して、当面は兄弟で共有する子ども部屋として利用することにしています。
板の間のある昔ながらの和室
和室が子ども部屋にも夫婦の部屋にもできるフレキシブルな個室に
数年前に張り替えたリビングの板張り風アクセントクロスを残し、そのデザインを内装のイメージの起点にしています。床にはグレーのストーン調タイル、壁には塗り壁風テクスチャの壁紙を施工したカフェ風のリビング・ダイニングをはじめ、スタイリッシュでニュアンスを感じさせるインテリア空間が実現しました。
20年前に一度リフォーム、2年前にリビングの壁紙を一部張替え
既存のアクセントクロスを軸に木目とグレーでスタイリッシュに
リビングと和室をつないでいた引き戸をオークの木目柄と框組のデザインがナチュラルな開き戸ドアに変更。壁に設けた室内窓の黒いフレームとフロアタイルのモルタル風の質感が、既存をあえて残したアクセントクロスのヴィンテージ感と絶妙にマッチしている
現在は子ども部屋、将来はご夫婦の寝室に予定している和室は、洋のテイストとも馴染む縁なしの半畳タタミを市松模様に敷いて和モダン空間に。以前の板敷きスペースにはリビングと同じフロアタイルを敷き、押し入れは洋服やマットレスを収納できるよう仕切りを設けて仕様変更した
キッチンは隣接するリビングとの調和を意識したオークの木目柄を選択。以前あった廊下側につながるドアは、冷蔵庫や収納に阻まれて使用されていなかったため塞いで、その分カップボードの設置スペースを増やした
玄関を入ってすぐの廊下の床は、リビングと同じフロアタイルを張りスタイリッシュな雰囲気で統一。ガラス窓付きリビングドアで光を取り入れ、廊下収納の扉をホワイト系にすることで圧迫感を払拭して明るくおしゃれな印象に
以前は全面木目調だったトイレは、ネットを参考にアクセントクロスを施し、シンプルで洗練された空間に大変身。センターを外して配置した照明がセンスのよさを主張している。設備はウォシュレット部分が持ち上がる清掃性の高いタイプを選択した
会社名 |
朝日住宅リフォーム(朝日住宅センター株式会社)
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