ビルのワンフロアを借りて経営していたN保育室。近くに築13年の3階建ての建物を購入し、移転することにしました。1階が店舗、2階と3階が住居だったため、すべてを保育室として使えるように改修。保育室の他、2階には手作り給食を出せるよう、キッチンと食事室を設けました。広々とした屋上も床を補修してウッドフェンスで囲み、太陽の光を浴びながら遊べる園庭に。内装は木の温もりを感じられる雰囲気と床暖房であたたかいお部屋に。小さな子どもたちが安全に過ごせるよう、扉やドアノブの高さやコンセントの位置など細かな部分まで配慮。子どもたちがのびのびと楽しく過ごせる保育室にしたいという園長先生の想いが実現しました。
建物タイプ | オフィス等・その他 |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | - |
築年数 | 13年 |
間取り | [ Before ] その他 → [ After ] その他 |
目的 | コンバージョン、デザイン重視、子どもの成長 |
リフォーム箇所 | キッチン、トイレ、洗面所、収納、玄関、外壁・屋根、バルコニー・エクステリア、子ども部屋、廊下、その他 |
新しくした設備 | 床 床暖房+長尺シート(1階・2階) 床 コルクタイル(3階) 内装壁 アラウコ合板 ウッドフェンス レッドシダー |
費用 | 930万円 |
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費用概算 |
仮設・解体工事: 600,000円 木工・内部造作工事: 1,700,000円 建具工事: 650,000円 内装仕上げ工事: 1,700,000円 什器設備: 600,000円 設備工事(電気・ガス・給排水・床暖房): 1,800,000円 外装・外構・フェンス工事: 1,000,000円 防水工事: 350,000円 その他: 900,000円 |
工期 | 20日 |
リフォーム面積 | 181平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
インターネットでリフォーム会社を探していて、stylekoubouさんのホームページを見つけたんです。自然素材を使った温もりのあるデザインがいいなあと思い、お願いしました。工期はもちろん、子どもたちの安全や防犯面も考慮してもらえて、安心してお子さんを預けていただける保育室になりました。
築13年の3階建ての店舗兼用住宅を保育室にコンバージョンしたいというご依頼でした。熱帯魚ショップだったため、内装が水蒸気で傷んでおり、住居部分の仕切りの多い間取りも保育室として広々と使うには適していませんでした。
子どもたちの安全と健やかな成長を大切に考える園長先生の想いに共感し、工期などをできる限り希望に添えるようプランニングしました。以前の施設から再利用できるものは移設。働いている保護者のための保育室であるため、できるだけ休室する期間を少なくするようスケジュールを調整しました。内装も加工の手間がかからず、木目がきれいなアラウコ合板を使い、工期短縮を図っています。コンセントの位置や扉の高さなど現場で何度も確認して調整を重ね、子どもたちが安全に楽しく過ごすことができる保育室を目指しました。
プランナー・一級建築士/鈴木ゆり子
1階が熱帯魚ショップ、2階と3階が住居という店舗兼用住宅でした。壁や床などが水蒸気で傷んでいたため、下地からしっかり補修。1階から3階まですべてを保育室に、屋上は子どもたちが遊べる園庭へとコンバージョンしました。
お手入れや掃除がしやすく、木の温もりも感じられるデザインがご希望でした。そこで、床は床暖房を設置し、水に強い木目調の長尺シートを採用。扉には赤、青、緑などビビッドな色をプラス。楽しい雰囲気を演出しています。照明は太陽光と同じ色のLEDを使い、室内でも心地よく過ごせる空間をつくりました。
カウンターや扉の高さは、高すぎると子どもが不安を感じてしまい、低すぎると外に出てしまいます。そのため、安全でありながら子どもが安心感を得られる高さに設計しました。コンセントやドアノブの位置も子どもの手が届かないようにするなど、安全性に配慮しています。
1階、幼児用の保育室。床は床暖房の上に木目調の長尺シートを。木の雰囲気を感じられるデザインながら、水や汚れに強く、お手入れがラクな素材だ。グリーンの扉は既存のものを塗装。おもちゃのキッチンの奥に見える幼児用の手洗い台は、以前の保育室で使っていたものを移設した
1階入口には受付カウンターを造作。保育室側からは収納棚として使えるようになっている。カウンター横には子どもたちが出入りする扉を。カウンターと扉は子どもたちに圧迫感を感じさせることなく、外に出られないような高さに設計した
1階トイレは場所はそのままに、トイレと手洗い器は以前の保育室から移設して再利用した。腰壁はアラウコ合板。赤い開戸は造作。子どもが怖がらないよう扉の上下を開け、中が見えるようなデザインに。また、扉は指を挟んでもケガをしないようなつくりになっている
2階キッチンは手前の食事室や、隣の乳児用の保育室が見渡せるようオープンに。食事室と仕切る収納カウンターや腰壁はアラウコ合板。木目が美しい構造用合板で加工せずにそのまま内装材として使えるため、工期を削減できる。食事室の床は食べこぼしてもすぐに拭き取ることができる長尺シート
屋上の床は防水工事をして、子どもたちが園庭として遊べるように。元々鉄骨の手摺りがあったが、安全性と防犯性を考え、目隠しも兼ねたウッドフェンスを手摺りの内側に造作した
会社名 |
stylekoubou(スタイル工房)(株式会社 スタイル工房)
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