築47年というご実家でご高齢のお父様と同居をされているY夫妻。別の場所に土地があるため、そこにマイホームを新築するのか、それともこの実家をリフォームして暮らした方がいいのか悩んだそう。
「古くても父や自分にとっては思い出深い場所。予算面も含めて、もし何とかなるなら、と森住建さんに相談しました」。
そんな悩みを聞いた森住建のスタッフは、土地の造成から新築までのコストを算出。そうすると新築よりリフォームの方が3~4割費用を抑えられると分かった。
「その分析は、注文住宅を主力にしている会社だけあって信頼できました」とYさん。「気になっていた耐震補強もできて、安心してマイホームライフが送れるようになりました」。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 父+夫婦 |
築年数 | 47年 |
間取り | [ Before ] 5DK → [ After ] 4LDK |
目的 | 耐震補強、間取り変更・スケルトン、バリアフリー、デザイン重視、家の老朽化、リノベーション |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面所、収納、玄関、外壁・屋根、廊下、その他 |
新しくした設備 | キッチン/ウッドワン 浴室・洗面化粧台・トイレ/LIXIL 玄関引き違い戸・サッシ/LIXIL 内装建材/LIXIL |
費用 | 1720万円 |
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費用概算 |
解体工事: 1,840,000円 住宅設備工事: 3,420,000円 屋根・外壁・樋工事: 2,200,000円 電気工事: 800,000円 木工事: 4,750,000円 給排水工事: 480,000円 サッシ工事: 1,660,000円 その他工事・諸経費: 1,480,000円 木製建具工事: 570,000円 |
工期 | 4ヶ月 |
リフォーム面積 | 117.30平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
新築かリフォームかで悩んで相談に出かけました。新築を数多く手掛ける会社でもあり、新築した場合に関わる費用の比較やメリット、デメリットなどを分かりやすく説明していただけたことが信頼につながりました。
そして決め手はプラン提案です。暗かった住まいに陽光がたっぷり入る工夫など、一目で気に入ってしまいました。
車を家の前に寄せることもできないほど建物と道路との間に空きが無かったため、建物を奥まった位置に配置しようと考えました。
また、南面に日ごろ使わない和室があり、Yさん家族は北側のDKで過ごす事が多かったので、和室をリビングに変更し、広いLDKをつくることを目指しました。
Yさんのお宅は情緒のある街道沿いに建つ家。セットバック工事をするに当たり、外観も和の町並み風情を損なわないようにデザインしました。
室内では、近くに住む息子さんご家族もよく遊びに来られるということで、大勢に対応するよう、南側のリビングと北側のDKの間に3連の引き込み戸を設け、開放することでワンルーム化できるようにしました。
LDKは床やキッチン面材にも無垢材を使い、温かみのある雰囲気に仕上げました。
また、2階の窓の陽光が下階のリビングへも届く工夫も採り入れました。
リノベーション事業部・プランナー/高崎 順治
水廻りも古くなっていたこともあり、間取りを含めた全面リノベーションを考えました。
大きな変更点では、建物が通りに近すぎ、プライバシーが守りにくくゆとり感も無かったため、建物を道路から少し奥まった位置に配置することとしました。
また、室内の奥まで陽光が届かない家だったので奥まで明るくする工夫を考えました。
街道沿いぎりぎりに建っていた
道路からセットバックさせ、外観を町並みに調和させデザイン
リフォームをして長く住もうと決定した段階で問題となったのが耐震性のこと。
そこで重量のある土葺きの瓦屋根から、軽いガルバリウム鋼板葺きの屋根への改修を考えました。
また、1階の南側が支えの少ない和室だったため、リビングに変更する際に耐力壁もバランス良く配置し、耐震補強を行いました。
日ごろ使わない縁側と和室が南面にあった
和室をリビングに変更し、耐力壁を増設して耐震性能を高めた
ご高齢のお父様と同居するために、床の段差解消は必須の工事でした。
各部屋毎の境にあった敷居や玄関の段差もバリアフリー化して安心して暮らせるように計画しました。
特に玄関では腰掛けて靴を履いたり脱いだりできるよう上がり框のほか、ベンチも造作しました。
暗く、ホールばかりが無駄に広かった
デザイン一新。土間スペースを広げ、ベンチも設置
家族が集うLDKには素足に心地のいい無垢床を張り、居心地のよい空間に仕上げている。
また、手前のリビングと、奥のダイニング・キッチンの境には天井から吊った3連の造作建具を設置。
建具を引き込めば写真のようにワンルームに、引き出せばリビングが分離できる仕掛けで来客時にも大活躍
以前は壁に向かって調理をするキッチンだったが、家族と会話しながら料理が作れるよう、対面式のオープンキッチンに変更した。
キッチンサイドには、床面が利用できる吊り収納を造作。ダイニング側も、出窓を活かした収納となっている
ご夫婦ともに料理をされるということで、本格的なステンレス天板をチョイスしているが、デザイン面ではナチュラルテイストのLDKとの調和を図り、キッチン面材は無垢素材を採用。
背面の収納エリアは冷蔵庫の厚みを計算しラインが総て揃うようにスッキリさせた
ジョリパット仕上げの壁に格子をあしらった和の風情の外観ということもあり、玄関内もその雰囲気が途切れないようデザイン。
玄関収納はすべて同社による造作家具で、アールの垂れ壁内には間接照明が埋め込まれている。
お父様が靴を履くのに利用できるベンチが設けられているが、これは来客と玄関先で話し込むのにも大活躍しているそう
今回のリノベーションのテーマであった「明るい住まい」を実現するために貢献しているのが、リビングの窓側天井、つまり2階の床を一部透明アクリル板で仕上げるというアイデア。
これにより、リビングでは天窓のような効果が得られ一層明るい室内が実現した
これが2階南面の窓辺の様子。以前は腰高窓だった壁の部分も窓にすることで、開口部が格段に大きくなり、2階が明るくなっただけでなく、透明のアクリル床から窓の陽光が階下へ届くようになった
会社名 |
森住建(株式会社森住建)
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会社概要データ |
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