密集市街地

密集市街地(ミッシュウシガイチ)の意味・解説

密集市街地とは、老朽化した木造住宅等の建築物が密集していて、しかも十分な避難道路や避難公園、緑地などといった公共施設がないことから、その特定防災機能が確保されていない市街地を指す。こうした密集市街地の整備・再開発を進めるため、「密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律(密集法)」を定め、密集市街地整備促進事業や防災街区整備事業などを推進している。
なお、密集住宅市街地整備促進事業とは、木造住宅が密集し防災上危険度の高い地域において、防災性の向上と住みやすい住環境の整備を促進し、災害に強いまちづくりをすることを目的とし、住民によるまちづくり活動の支援、道路の拡幅整備、公園・広場等のオープンスペースの確保、老朽住宅の建替支援などを行うというもの。
また、防災街区整備事業とは、密集市街地内に密集し、老朽化した住宅などの建築物を除去し、公共施設(道路・公園・緑地・緑道等)や防災性能を備えた防災施設・建築物を整備する事業のこと。

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